私の住みたい部屋づくり vol.4
STYLE CRASHって?
クラッシュで働くスタッフ1人にフォーカスを当て、その人が考える憧れのコーディネートをクラッシュの家具を使って表現する企画です。その人の好きなもの、大事にしていることといったライフスタイルを背景に、型にはまらない自由なコーディネートで生まれる新しいスタイルを提案します。
ナチュラル ヴィンテージ
NATURAL VINTAGE
第4回目はクラッシュのコーディネート提案や集客、ブランディングに繋がる企画、インテリア雑貨の開発等幅広く活動している松本さん。どんな部屋になっているかお話を伺っていきましょう。
― 今回のテーマ:Natural Vintage
どんなテイスト?
ここ数年、このナチュラルヴィンテージというテイストをよく聞くようになりましたが、考え方は一つではなく様々だと思います。
・主役になる家具でナチュラルな印象を強く小物はヴィンテージで
― コーディネートで意識したポイントはありますか?
今回、夫婦で過ごす空間をつくりたいと思い考えてみました。 その中で、テーブルに置かれたもの、雑多に置いてある本や雑誌、漫画、蚤の市やヴィンテージショップで集めたカゴなど…お互いの「好き」や「こだわり」がにじみ出て掛け合わさったような空間を目指し、生活感があるような部屋づくりをしたことがポイントです。
―理想の部屋を作るうえで、その背景にあるものは何ですか?
実家での暮らしです。 小さい頃から部屋の模様替えを楽しそうにやっている母の影響が大きいと思います。 当時は、「どうかな?」と聞いてくる母に「そんなにちょこちょこ場所を変えて楽しいの?」と言っていた気がします。 良く見ていた雑誌【私のカントリー】の最新号をみてはどこか真似してみたり、DIYして家族が心地よいと感じられる部屋作りをする母の姿をみて育ってきました。 今では私自身もインテリアを好きになり、仕事にしています。
―今回のポイントは?
①オピアムソファのアレンジ
クラッシュの顔でもあるオピアムソファ。その付属クッションをあえて外して使いました。 単にシンプルにするのではなく、クッションをお気に入りのものやアクセントになる色や素材感をプラスすることで使う人らしさがでると思います。
②クミンとハーデン、2つのテーブル
当初予定していたのはハーデンダイニングテーブル。鋸目(のこめ)を残した風合い豊かな天板や重厚感は今回目指した提案に相性がよいと考えたからです。
しかし、いざ合わせてみると想像よりもヴィンテージ要素が強くなりすぎて…。 夫婦の設定もあるので、もう少し生活に馴染みやすく柔らかい印象をつくりたいと考えている時に、実際に自宅でも使用しているクミンダイニングテーブルが頭に浮かびました。 イメージにピッタリで、黒いチェアと合わせることでメリハリが付くコーディネートになりました。選ぶ物によって様々な印象がつくりだせるのが、クラッシュの魅力だなと改めて感じた瞬間でした。
③造作家具(コーヒーテーブルとデスク)
足りないものは造作したり、私物を使用してスタイリングしています。 コーディネートに混ぜることで自身が本当に住みたい部屋になることを目指しました。 デスクは、今回のスタイリングに合わせて雰囲気やデザインを決めてDIYし、自分がコーヒーテーブルを使っている想像がつかなかったので、 持っているヴィンテージのポテトボックスをサイドテーブルとして見立てました。
―暮らしで大事にしていることは何ですか?
それは、空気感です。
その人らしさがにじみでてくるような部屋や暮らし方が見えると素敵だなと感じます。 機能的とかデザインがよいとか皆さんにもこだわりがあると思いますが、その部屋、おかれている生活道具、それらを通して気持ちに良い変化が起きる、その空気感も大事にしています。
長く大事にしているもの、新しく取り入れるものが混ざり合って、暮らす人の心地良い空間は少しずつ変化していくものだと考えます。 住みたい部屋が一度出来上がったら完成ではなく、「育てていく」イメージです。 今回の企画を数年後、同じテーマでやった時に私がどんな提案をするのかまだわかりませんが楽しみです。
お部屋を育てていくこと、大事にしているものの経年変化を楽しむこと。 みなさんにとって住みたい部屋を作る時に大事にしていることはどんなことですか?お酒でも飲みながらゆっくり語りあいたいですね。
コーディネートの裏話
実は、この部屋の中にスラムダンクを飾っています。 自分らしい部分を出すために一番初めに思いついたもの。元気を出したいなどモチベーションを上げたいときに手にとってしまいます。 もう何度読み返したかわかりません!笑
STYLE CRASHではブランドスタッフの理想のお部屋作りを通して、インテリアやコーディネートの楽しさをお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。