2024年1月デビュー
新生地「ジャガード」
皆様に愛される生地になって欲しい!そんな願いを込めて…
今回はクラッシュゲートマネージャーの片瀬が、新しい生地「ジャガード」の魅力をご紹介していきます!
では、さっそく新生地をみて行きましょう!
あれ?コーデュロイ生地??
コーデュロイに生地と似ている!と思った方も多いかも知れません。
似て非なる生地なんですが、新生地は「ジャガード織り」と呼ばれるものです。
コーデュロイとジャガード織りの説明をすると長くなりすぎるので、簡単に説明すると…
コーデュロイ
パンツやジャケットなど衣類で見かけることが多い生地です。ウネが出るように織った手法で、表面に凸凹ができるのが大きな特徴。
ジャガード織り
タオルの柄でよく使われる織りや編みで柄を作った生地です。 プリントでは表現できない立体感があるのが特徴。
コーデュロイ
新生地「ジャガード」
コーデュロイ
新生地「ジャガード」
すごく似ていますよね。
同じ生地ではないので単純比較はできないですが、特徴としてはウネの太さがコーデュロイと異なるのが一番わかりやすいですよね。
コーデュロイは幅約5mmに対して、ジャガードは約10mm。存在感があり、光沢感もありますので、角度によって表情が大きく変わるのが特徴です。
表面の起毛量が多く、柔らかく作られているので、優しい肌触りです。
またウネの幅が広いことにより、ヴィンテージの表情が出やすくなっているのもポイントです。
ここに関してはデザイナーの好みがすごく出ている部分で、使う事で風合いがでて、経年変化を楽しめるものをデザインしているなと感じます。
コーデュロイパンツを履いているとウネの部分が抜けてきていい塩梅になるのと同じですね。 どこか懐かしい生地感ではありますがこのニュアンスが皆様に伝わると嬉しいです。
まとめるとこういう感じです!
コーデュロイ
安定感のあるウネにほどよい柔らかさのある生地。手で触ると生地の方向が変わり色々な表情が楽しめます。
新生地「ジャガード」
太いウネが懐かしさを感じさせ肌触りが良い生地。単色生地とは思えないぐらい表情豊かで、ヴィンテージ感がある。
ちなみに!カラーは5色展開です!
さてこの生地ですが
由予曲折あったので裏話を少しだけ。
現在メインで使用しているコーデュロイ生地はかなり長い間クラッシュゲートの商品に使用されてきました。
息の長い生地だけに、そろそろリニューアルした方が…
いやいや長く間愛された生地を変更する事はない…と議論がなされている事も事実であり、私たちスタッフの間では【新生地問題】と呼ばれております。
しかし、【新しい生地を見つける】と言うのは想像をする以上に難しい事です。
例えイメージがあってもそれを形にする事は難しく、コストを考えなければもっと簡単になる部分もあると思いますが、なるべく現状と同じ価格で収まる物、となるとかなり条件が厳しいようで難航を極めておりました。
しかしその問題を簡単に超えてくるのが私たちのデザイナー。
新生地が見つかったらしい、と聞いたときは不安がよぎったものの、それは見事にひっくり返されることになりました!
こんな裏話もありながら完成した生地をぜひお店に見に来てください!
もちろんコーデュロイも人気が高く、今後なくなるわけではありませんので、気に入った方をご注文を頂ければと思います。